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クルーズアドバイザー認定制度の概要

クルーズアドバイザーは、クルーズ旅行のスペシャリスト

クルーズアドバイザー制度は、クルーズ・コンサルタント(C.C)及びクルーズ・マスター(C.M)の2段階で構成され、クルーズ旅行に関するスペシャリストとして、主として旅行業界でご活躍いただく方のためのステップアップ式の資格認定制度です。本制度は、旅行会社に勤務される方々に、セミナーを通じてクルーズに関する専門的知識を修得していただき、お客さまからの相談やお問い合せに的確に対応することが出来、自信を持ってクルーズ旅行商品を販売することが出来るようになることを目的としています。

クルーズアドバイザーの種類と受講(受験)資格

1. クルーズ・コンサルタント(C.C)= クルーズについての専門的な知識を持たれた方=
《受講資格》 (次の●の要件のいずれかを満たしている方)
●既に総合旅行業務旅程管理主任者(旧 一般旅行業務旅程管理主任者)の資格を取得している方
(ただし、平成7年度(1996年3月31日)までに総合旅行業務取扱管理者(旧 一般旅行業務取扱主任者)の資格を取得している方を含みます。)
●平成8年度(1996年4月1日)以降に総合旅行業務取扱管理者(旧 一般旅行業務取扱主任者)の資格を取得している方で、現に旅行業務に従事しているか、3年以上従事した経験のある方
●現に旅行会社のカウンター業務に1年以上従事している方(ただし、課長以上の上司によるカウンター業務従事歴の証明が必要です。)
《受験資格》(=座学研修免除の方)
●過去に実施したクルーズセミナー(C.Cコース)を受講(受験を含む。)された方(ただし、再度座学研修の受講を希望される場合、受講を妨げるものではありません。
実施要綱に示された日からクルーズセミナー前日までに社用又は個人的に、内外のクルーズ客船に乗船経験のある方、若しくは予定のある方については、申告によりその事実が確認された場合には、体験乗船研修が免除されます。

2. クルーズ・マスター(C.M) =クルーズについての高度な専門知識・経験を持たれた方=
《受講資格》
●総合旅行業務取扱管理者の資格を有している方
●クルーズ・コンサルタントの資格認定を受けられた後、3年を経過し、現にクルーズ旅行業務に従事している方
●「クルーズ・マスター資格認定講習受講者に係る推薦書」提出日時点において、満35歳に到達していること
●職務歴として、講習実施日時点において7年以上の旅行業務従事歴があり、かつ、5年以上のクルーズ旅行業務に関する実務[①プランニング②販売③販売促進④手配、および⑤その他(チャータービジネス等)]経験を3項目以上有すること
●クルーズの普及啓蒙、情報収集等の活動に係る社内・外におけるクルーズ販売・振興セミナーへの参加経験(講師・委員の経験回数を含む)および邦船・外船の船内見学会、商品説明会等への参加経験を有すること
●講習実施日までに、日本船及び外国船の内・外航クルーズにより、異なる海域(エリア)において、かつ、異なるタイプ(スタンダード・プレミアム・ラグジュアリー(ブティック含む))の客船により、以下のとおり乗船経験(添乗含む)を有すること
 ①日本船は、現存する3隻(「飛鳥Ⅱ」、「にっぽん丸」および「ぱしふぃっく びいなす」)全ての乗船経験を有することとし、かつ、計7回以上の乗船経験を有すること。また、異なる海域(エリア)とは、国内ショート(1泊~4泊)、国内ロング(5泊以上)および国内⇒海外または海外⇒国内の乗船経験を、各1回以上有すること。
 ②外国船は、スタンダード、プレミアムおよびラグジュアリークラスの客船全てに乗船経験を有することとし、かつ計7回以上の乗船経験を有すること。また、異なる海域(エリア)とは、アラスカ、カリブ、欧州およびその他地域のクルーズに、それぞれ1回以上の乗船経験を有すること。

* 平成27年度から、受講資格のうち、乗船経験の基準を改正しております
* 上記の受講資格に係る要件を総て満たしていることを証明する会社作成の「クルーズ・マスター資格認定講習受講者に係る推薦書」を事前にクルーズアドバイザー認定委員会委員長に提出していただきます。提出された推薦書に基づき、委員会において受講される方の受講資格の可否を判定し、可否の通知を行うとともに、「可」とされた方には論文の提出をお願いいたします。

研修はこうして行われる

1. クルーズ・コンサルタント
〈座学研修 + 修了試験〉(1日) + 体験乗船研修(日本船1泊2日以上のもの)体験乗船は、修了試験合格後、原則として1年以内に体験していただき、乗船研修終了後、クルーズ・コンサルタントとして認定されます。
《研修内容》
①クルーズの定義 ②内外におけるクルーズ発展の歴史 ③内外におけるクルーズマーケットの現状と将来 ④クルーズ販売のポイント ⑤船を知る(デッキプラン、キャビン、食事とシーティング、船内組織と任務、クルーズ・エリアなど) ⑥予約・ブッキング・支払い(クルーズ料金と各種特典、ショア・エクスカーション、チャータークルーズなど) ⑦クルーズ会社(クルーズ会社と販売総代理店など) ⑧クルーズシップガイド ⑨基本クルーズ用語 ⑩その他(わが国のクルーズ動向、旅行業法・約款概説、旅客運送約款、フライ&クルーズ約款、セキュリティ、バリアフリー、信号と信号旗など)

2. クルーズ・マスター
座学研修後の修了試験に合格するとクルーズ・マスターとして認定されます。
《研修内容》
①近代クルーズの歴史 ②クルーズ販売戦略 ③クルーズ販売実務 ④チャータークルーズ ⑤クルーズ客船の運航およびクルーズ会社と港湾との関係 ⑥クレーム処理の基礎理論 ⑦クレーム処理の事例・対応 ⑧クルーズを取巻く内外の諸規制など

受講料等

1. クルーズ・コンサルタント

 JOPA会員非会員
座学研修受講料(研修費用、教本、受験料を含む)11,000円15,000円
体験乗船研修受講料(1泊当たりの乗船料)20,000円23,000円
資格認定手数料5,000円5,000円
 計 36,000円計 43,000円
受験料(修了試験のみ受験される方の場合)3,000円5,000円
教本代(座学免除の方で、購入を希望される場合)3,000円3,000円

★平成28年度から、諸般の事情により、体験乗船研修料を値上げさせていただいております。

2. クルーズ・マスター

座学研修受講料(研修費用、教材、受験料を含む)95,000円
資格認定手数料(認定証・プレート、バッジ等の交付)5,000円
 計 100,000円

実施時期及び場所

1. クルーズ・コンサルタント
*実施時期及び場所、実施要綱、募集案内等については、6月初旬に発表いたします。

2. クルーズ・マスター
*実施時期及び場所、実施要綱、募集案内等については、12月頃に発表いたします。

体験乗船

座学研修及び同修了試験の合格者を対象に、1泊2日以上の乗船研修を、クルーズ船会社と日程調整の上、実施します。乗船中には、船内見学、安全運航、避難訓練、セキュリティチェック、環境保全への協力などをテーマにした座学研修とクルーズ全般に関する質疑応答の時間が用意されており、それ以外の時間は、自由に船内イベントに参加していただけます。

資格認定及びその有効期間

1. クルーズ・コンサルタント
●体験乗船修了後、合格者本人に対して、クルーズアドバイザー認定委員会((一社)日本外航客船協会、(一社)日本旅行業協会連名)による認定証(プレート)とバッジが交付されます。また、名刺に貼る認定マークのシールを交付しますが、本人による名刺などへの刷り込みもできるものとします。
認定証の有効期間は5年間とし、5年ごとにブラッシュ・アップ・クルーズ・セミナーを受講することで更新することができます。

2. クルーズ・マスター
●合格者本人に対して、クルーズアドバイザー認定委員会[(一社)日本外航客船協会、(一社)日本旅行業協会連名]による認定証(プレート)とバッジが交付されます。また、名刺に貼る認定マークのシールを交付しますが、本人による名刺などへの刷り込みもできるものとします。認定証の有効期限はありません。

乗船経験のある受講者の扱い

●受講者が、実施要綱に示された期間内に個人または社用で日本船、外国船に乗船した経験がある場合には、その事実を証明する書類等を受講願書に添付して事務局に申請、確認された場合、座学研修及び修了試験の合否のみで、資格認定を得ることができます。この場合の費用は座学研修受講料(研修費用、教本、受験料を含む)11,000円(15,000円)、資格認定手数料(認定証・プレート、バッジ等の交付)5,000円、計16,000円(20,000円)となります。

ブラッシュ・アップ・クルーズセミナー(更新講習)

●ブラッシュ・アップ・クルーズセミナー(更新講習)とは、クルーズ・コンサルタント(C.C)の資格を取得された方で、認定証の更新を希望する方を対象に行うもので、クルーズを巡る最新の動き、新造船建造などによる市場の変化、事例研究など、クルーズアドバイザーとして必要な知識と能力の維持向上を図るための講習です。講習は、認定証の交付年度ごとに事前申請により登録された方を対象として、毎年1回、パソコンを利用しての期間限定のE―Testingにより行います。

クルーズアドバイザー認定制度のメリット

旅行会社社員店頭でクルーズ旅行商品を扱うに当たり、お客さまに自信を持って接し、クルーズの魅力・楽しさを説明・販売出来ることとなり、クルーズ旅行のスペシャリストとして、お客さま、そして旅行会社の信頼に応えることができます。
一般消費者クルーズ旅行商品を取り扱う旅行会社が増えることにより、クルーズ旅行商品に接触する機会が増え、しかも安心してクルーズに関する相談に応じてもらえることになり、クルーズの魅力・楽しさが理解でき、クルーズを体験しやすくなります。
旅行会社自社社員のクルーズに関する専門的知識の修得により、取扱商品の中で、比較的高い収益が期待できるクルーズ旅行商品の売上促進となり、収益の向上が図れます。
クルーズ船社クルーズ旅行商品を取り扱う旅行会社が増え、旅行会社社員を通じてもお客さまのクルーズに対する理解が深まり、利用客が増加し、収益の向上と新造船建造の機運となり、業界全体の活性化が図れます。

頒布物

  • クルーズ教本3,000円
  • 名刺用シール(5枚1セット、120シール)300円
  • バッジ再発行(C.M、C.Cとも)1,500円
  • 認定証・プレート再発行手数料3,500円
  • 認定証再発行手数料700円
  • プレート再発行手数料3,000円 上記は、いずれも消費税・送料含む
  • プレート用足(1本/送料別)105円
  • プレート用ビス(2個1セット/送料別)105円
  • プレート用足・ビス送料(1回につき)100円