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クルーズFAQ

クルーズはどこに申し込めばいいのですか?

クルーズは、船会社または主要な旅行会社で予約を受け付けています。

予約はどうすればいいのですか?

1.乗船者名、2.船名、3.クルーズのコース名、4.乗下船日と乗下船地、5.キャビン・カテゴリー、6.ダイニング・リクエスト 7.旅行中の連絡先、8.喫煙の有無、外国船ではパスポートナンバーや、有効期限などの項目を記入して申し込みをします。旅行会社が予約のためのフォームを送ってくれますので、その書類内容にそって記入してください。記入項目はクルーズ・ツアーによってその内容が変わってきます。他の海外旅行と同様、目的地によっては、ビザが必要なケースや、予防接種が義務づけられている場合もあります。

キャビン・カテゴリーはどうなっているのですか?

現在のクルーズ客船は、モノクラスといって、どのクラスのキャビンに泊っても船内施設の利用に制限はありません。キャビン・カテゴリーというのは、客室の広さや位置の違いを表しています。カテゴリーの呼び方は客船によって違っていますが、高いほうから、スイート、セミスイート、デラックス、ステートなどのように表現され、海側か内側か、バルコニーがついているか、何階のデッキかなどでクラスが分かれています。最近の客船は、1部屋2人使用が基本ですが、ファミリー利用のために4人で使用できるキャビンや、「オリアナ」、「オーロラ」のように、1人で旅する人のためのシングル用キャビンもあります。ちなみに「オーロラ」は、全部で12通りのクラス分けが行われています。1人部屋がない時に、一部屋を1人で使用する時には、2人使用の時に比べて、160%から200%という割り増し料金になりますが、これも客船によって異なりますので、事前にチェックして下さい。また商船三井客船のクルーズの場合、相部屋設定がある場合があり、これならば、100%の料金で乗船できます。

ダイニング・リクエストとは何ですか?

ダイニング・リクエストとは、クルーズ客船独特のシステムで、大勢の乗船客に温かい料理・食事を提供するために、2回に分けて食事時間を設定することをいいます。お客様の希望により、前半か後半かの選択ができるのが原則です。客船によって違いますが、例えば早い時間帯のファースト・シーティングを選ぶと、朝食は7:30、昼食は12:00、ディナーは18:15となります。セカンド・シーティングなら、朝食は9:00、昼食は13:30、そしてディナーは20:15というようになります。予約時に希望することができますが、先着順で受け付けることが多く、必ずしも希望通りになるとは限りません。でも、最近では、朝食、昼食時は、ほとんどの客船に、リド・カフェなどと呼ばれるビュッフェ式の食事を提供するレストランがあり、時間帯に関係なく、しかもデッキなどオープン・スペースで食事を楽しむことができます。また、ハンバーガー・スタンドや24時間オープンのピザ・ハウスを持つ客船も出現しており、こうなるといつでも食事は可能です。95年に就航したサン・プリンセスでは、メイン・レストラン以外に、その日のフルコースと同じ料理を楽しめる自由席のレストランが設けられました。時間に不自由で、いつも決まったテーブルで食事を取らねばならないシーティング制度は、だんだん緩やかになっています。船により多彩な食事システムが採用されており、それが高級船かどうかの目安にもなります。さらにシルバーシー・クルーズでは、船室(スイート)で、完璧なディナーが楽しめるサービスも行われています。

●クルーズ会社別・クルーズ船別 食事システム
★レストラン指定がある客船=QE2
★1回制自由座席制
=シーゴッテス、シルバーシー・クルーズ、シーボーン・クルーズ、ラディソン・セブンシーズ・クルーズなど
★2回制自由座席制(ファーストかセカンドかだけを指定)
=飛鳥、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす、おりえんとびいなす
★2回制固定座席制、他に予約制 レストランあり
=クリスタル・クルーズ、ディズニー・クルーズ、サン・プリンセスなどプリンセスクルーズのグランド・クラスなど
★2回制固定座席制
=カーニバル、ロイヤル・カリビアン、ノルウェージャン・クルーズ、コスタ・クルーズ、プリンセス・クルーズなどの客船
(新造船では、セカンドレストランのある船が増えてきました)

クルーズの費用はどのくらいかかるのですか?

行き先、日数、客船などによってさまざまです。クルーズ代金には、乗船中の宿泊、食事、船内のエンターテイメント代、いろいろな施設利用の権利が含まれていますが、寄港地での観光や船外での食事、アルコール代金、ランドリー、クリーニング、マッサージ、美容院のような個人的な費用は含まれていません。外国でのクルーズでは、ポートチャージ(入港税)、チップ、クルーズ前後の航空機代や宿泊代なども別に支払うことになります。最近では、航空機代や前後泊のホテル代まで含んだパッケージツアーもありますので、旅行会社に相談すると、お得な情報が得られます。

★クルーズ代金に含まれるもの
乗船中の宿泊代・食事代・アクティビティ利用料・エンターテイメント代など。
★クルーズ代金に含まれないもの
船内では、アルコール代金・ランドリー・マッサージ代、美容院など個人的な費用。寄港地での観光や船外での食事・宿泊代金。外国船ではポートチャージ(入港税)、チップ、クルーズ前後の航空機代や宿泊代など。

代金の支払い方法は?

予約申し込み後に、予約金を支払って正式予約となります。予約金はクルーズ期間や総費用によって額が違ってきますので、クルーズごとに問い合わせていただきたいのですが、だいたい20%~30%ぐらいが目安となります。残金は規定の日までに払い込む必要があります。またキャンセル料は、外国船や世界一周クルーズなどのロング・クルーズによっては90日前からかかるケースがあります。とりわけ個人手配の場合、ご注意下さい。

旅行代金を支払うと申し込み手続きは終わりですか?

遅くとも、出発日の2週間から10日ぐらい前までに、クルーズ書類が自宅に届けられます。乗船券(チケット)、荷物用タグ、オプショナルツアーの案内と申込書、クルーズのしおり(ハンドブック)などが入っています。寄港地で小旅行や、さまざまなアクティビティを楽しむ旅も用意されており、オプショナルツアー(通常有料)と呼ばれます。船上で申し込むこともできますが、人気の高いツアーは満席になってしまうので、乗船前に予約しておくとよいでしょう。

乗船時の手続きを教えてください。

クルーズ書類の中に、乗船ターミナルの場所や、手続き開始時刻などが書いてありますから、遅れないようにしたいですね。乗船客の多い船ですと受付に時間がかかります。受付で乗船券を出して、乗船客名簿で確認を受けると、乗船証が発行されます。最近は磁気カード式になっていて、乗船証がそのまま、船上での支払いやキャビン・ドアのキーになっているものもあります。

クルーズに必要な服装とは?

クルーズは客船を使って行うレジャーですから、基本的にはくつろげる服装が一番です。また、クルーズには大人の社交の場としての側面もあります。たいていは夕方から就寝までの時間帯に適用されるのですが、ドレスコードといって服装の規定があります。大きく分けてカジュアル、セミフォーマル(インフォーマル)、フォーマルの3タイプです。

★カジュアル
=男女ともスポーティな軽装。シャツやスラックス、スカートなどです。日中は短パンでもかまいませんが、夕刻には襟のあるシャツに長ズボンといったお洒落な服装に改めて下さい。
★セミフォーマル
=男性はブレザー、スーツ、ジャケットにネクタイを着用。女性はワンピース、カクテルドレス、パンツスーツなどです。
★フォーマル
=男性はタキシード、ディナージャケット、ダークスーツにネクタイ。ドレスシャツにカマーベルトなどオシャレに決めて下さい。女性はイブニングドレスやカクテルドレスが基本ですが、日本人の着物姿は外国人には人気が高いものがあります。クルーズ期間により違いますが、8日間クルーズでフォーマル、セミフォーマルが各2回、2週間クルーズで各3回ぐらいで、あとはカジュアルで過ごせます。しかし、最近の客船は、これらのドレスコードがとても緩やかになってきました。比較的厳格なのは、QE2など英国の客船、ファイブスターにレーティングされている比較的高級な客船、熟年を対象としたロングクルーズに就航する客船などで、日本船もこれに近いものがあります。逆にイタリアやギリシャなど、南欧の客船やカリブ海などのリゾートを巡る客船は、せいぜいジャケットにネクタイがあれば十分。カジュアルで過ごせる客船が多くなりました。スター・クルーズなどアジアの客船は、ジャケットがなくても大丈夫な、カジュアル船です。

たくさん服をもっていくとなると、スーツケースは大型になりますか?

国内のクルーズでは自宅から出港地まで宅配便で送っておくことができます。海外クルーズでも、クルーズ中は、バッグを運ぶ必要はありませんし、港でもハンドリングは船の職員に任せておけば安心。その時身の回りの洗面 用具や化粧品、小物や貴重品を入れるセカンドバッグを手荷物用として用意すると便利でしょう。また、下船前日に荷物を船側に預けてしまいますから、手荷物用バッグは必要です。船内ではランドリーサービスや、クリスタル・クルーズ・クラスでもセルフ・サービスのランドリーがあります。観光地を移動する旅に比べて、下着やシャツなどは、洗濯しながら旅を続けて行けるし、船内では日用品も購入出来るので、全日数分の服装、下着類を持って行くという必要はありません。大きめのスーツケースはどうぞ、お土産のスペース用に。ただ、飛行場での荷物のハンドリングは、普通の海外旅行と変わりませんので、ご注意下さい。

もっていくと便利なものは?

国内クルーズなら双眼鏡、カメラ用電池、サングラスなどがあると便利です。海外クルーズなら、それらに加えて、常備薬や医者からもらった処方箋、旅先から葉書を出すための住所録、メガネやコンタクトレンズのスペアなどがあるといいでしょう。持ち物は普通のレジャーと同じに考えて結構です。

寄港地観光とはどんなもですか?

クルーズの特徴は、客船に乗って港から港をめぐって、観光地を訪ねることができることです。飛行機を乗り継いだり、列車に乗り換えたりがなくて観光できます。地中海などでは海に面した旧跡が多く、港を中心に発達した歴史を見ることができますし、アラスカではヘリに乗っての氷河観光やボート・フィッシング、カリブや南太平洋ではダイビング。バミューダではゴルフ……。クルーズ・エリアごとに設定されている寄港地ガイドを参考にしてください。また、世界一周などのロングクルーズでは、港に着いてから、2~3日かけて、陸上を旅するオーバーランド・ツアーが組まれているクルーズもあります。さらには、クルーズの前後に、オリエント急行と組み合わせたり、極地の大自然を堪能できる雄大な旅もあります。クルーズは客船の船上生活を楽しんだり、寄港地観光を楽しんだりと、いろいろな楽しみ方があるのです。

チップに慣れていないので悩みますが、クルーズ客船のしくみはどうなっていますか?

国内船はノーチップ制ですし、外国船でも、アメリカ人を主な乗客にしていない船や、高級な客船はノーチップ制の場合が多いようです。チップが必要な客船も、船側から金額の目安が示されます。ウエイター、バスボーイ(ウエイターの手伝い)、キャビン・スチュワーデス(スチュワード)、ヘッド・ウェイターなどに、合計1日9ドルくらいが目安です。下船日の前日にチップ用の封筒に入れて各人に手渡してください。「目安の金額」を見るとき、1日あたり、というのと1クルーズあたりという書き方があるので、ご注意下さい。お2人で旅するときは2人分必要です。

長いクルーズでは着替えが大変ですが、洗濯はどうなっていますか?

クリーニングやアイロンのプレスサービス(有料)もありますが、10日間以上のロングクルーズをするような客船にはセルフ・ランドリーが備わっていますからご自分で洗濯ができます。ドレスなどはクリーニングに出されたほうがよいでしょうが、スポーツシャツなどは自分で洗ったほうが気楽でしょう。

旅行中に結婚記念日を迎えるのですが、何か記念になることはできないでしょうか?

誕生日、結婚記念日、ハネムーンなど、クルーズ申し込み時に申告しておくと、ディナーの時に、お祝いのセレモニーをしてくれます。ケーキが出たり、お祝いのワインがキャビンに届けられたり、船長が祝福のメッセージを読み上げてくれたりと、いろいろ趣向が凝らされています。乗船客のみなさんから祝福される気分はまた格別でしょう。きっと素晴らしい記念になります。

船上の支払い方法は?

乗船後、インフォーメーション(レセプション)でクレジットカードを登録すると、船上でアルコールを飲んだり、個人的な出費をした時は、乗船証を提示してサインをするだけで済みます。下船前日に請求書の金額を確かめるだけで、現金での支払はいりません。外国客船の場合は、船によって船内通貨が異なります。支払いは下船時に一括して清算します。あらかじめ利用できるクレジット・カードを確かめておくと、船上での支払いに神経をつかわなくても済みますね。AMEX,VISA,Master Cardなど大手のカードならたいてい使えます。でも使い過ぎて後で困らないようにしましょう。

どこをクルーズするのですか?

海は大自然そのものですから、時として荒れることはあります。しかし、クルーズというのはその海域のベストシーズンを選んで企画します。春から秋にかけては北半球を、逆に秋から春は南半球のように、穏やかな海域を選ぶことができます。カリブ海やハワイ、南太平洋海域は一年を通じてベストシーズンといってもよいでしょう。

外国語に不安があります。

客船の場合は乗組員がインターナショナルであっても、だれもがフレンドリーで、すぐ打ちとけることができます。片言の英語でも伝えたいことは伝わりますし、フィリピン人のスタッフは、簡単な日本語を知っているケースも多いもの。でも、どうしても言葉が不安という方は、添乗員付きのツアーをお選び下さい。また、ロイヤル・オリンピック・クルーズのエーゲ海、プリンセス・クルーズのアラスカ、QE2の世界一周、ソング・オブ・フラワー、クリスタル・クルーズ、スタークルーズなど日本人に人気のある客船では、日本人スタッフが乗船していることがあります。こうした客船をお選びになるのも良い選択です。

スポーツ施設にはどんなものがありますか?

卓球台や、ジム、フィットネス・センター、ゴルフ練習場、パドル・テニスコートなどはたいていの客船に備わっていますし、朝気持ちの良い風の中でのデッキ・ウォークなども最高ですね。さらに最近の客船は、こうしたスポーツ施設がどんどん充実しており、99年11月に就航したボイジャー・オブ・ザ・シーズには、アイススケート・リンク、インラインスケート・リンク、パター・ゴルフ、ロッククライミング・ウォールまであります。

こうして見てくると、客船によってずいぶん違いがありますね。

客船の特徴を見比べて、気に入ったクルーズ・エリアと客船を選んで、素敵なクルーズを楽しんでください。このホームページはそのための客船のガイドブックなのですから。

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