商船三井クルーズ（上野 友督 社長）とJTB（山北栄二郎 社長）は、クルーズマーケット拡大に向けた連 携協定を11月10日(金)に締結し、第一弾として、商船三井クルーズが運航するスモールラグジュアリー クルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI」を全船チャーターし、2025年1月9日～4月9日まで「JTB 南米ワールドク ルーズ91日間」を実施することを発表した。 協定締結にいたる背景については、商船三井クルーズを擁する商船三井グループではクルーズ事業を強化 し、2024年からの複数船投入による事業機会の拡大を目指し、また、JTBではクルーズ事業において、クルー ズ商品の販売だけでなく、今後は着地事業や訪日インバウンドへの取り組みにより事業領域の拡大を目指す ことが挙げられた。 また、協定の目的については、新たなクルーズ体験価値の提供による地域振興への貢献に加え、新たなクル ーズマーケットの掘り起こしによるラグジュアリー層の獲得を目指すとしている。 今後の両社での主な取り組み内容では、新たなクルーズ体験価値の提供として、寄港地観光ではJTB独自の 「旅ナカ」のアクティビティ商品の在庫・予約を一元管理できる自治体・観光協会、観光事業・宿泊事業者向 けシステム「JTB BÓKUN」を活用したシームレス予約・決済サービスで地域貢献につなげるものとしている。 この他、「にっぽん丸」、「MITSUI OCEAN FUJI」のスモールラグジュアリークルーズ船としての離島アプロ ーチ等の特性を活かした「アドベンチャークルーズの開発」なども計画される。 さらに新たなクルーズマーケットの掘り起こしとしての訪日インバウンド強化や、クルーズ商品開発として MITSUI OCEAN CRUISES が目指す「日本発祥のウェルビーイング」を具現化すべく、「クルーズ」「旅」を通 じ、豊かさと生活の質の向上を体感いただく商品の共同開発などを推進することとしている。 協定締結の第一弾として、商船三井クルーズ、JTB による南米一周クルーズを実施することとしており、概 要は以下の通り。 ≪クルーズスケジュール≫ ◯南米ワールドクルーズ MITSUI OCEAN FUJI」MITSUI OCEAN FUJI （32,477総トン、客室数229、乗客定員458人） 全船 チャーター 日 程： 2025年1月9日(木)～4月9日（木) 90泊91日間 コ ー ス： 横浜―サイパン～マジェロ―ボラボラ島－パペーテ－イースター島－カヤオ－バルパライソ－ （フィヨルド航行）－プンタアレナス－ウシュアイア－（南米最南端・ビーグル水道航行） －ポートスタンリーーブエノスアイレス－レシフェ－ブリッジタウン－ウィレムスタット －カルタヘナ－パナマ運河通航－プンタレナス－プエルトバヤルタ－ホノルル－横浜 料 金： 横浜港発着２人１室利用 620万円～2,850万円（早期割引558万円～2,565万円） JTB 南米ワールドクルーズホームページ： https://www.jtb.co.jp/cruise/mof/southamerica-worldcruise/
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