12月19日(木)、当協会は国土交通省、観光庁及び一般社団法人日本旅行業協会の後援のもと、千代田区平河町の海運ビル3階でクルーズ・オブ・ザ・イヤー2024授賞式を開催しました。
式典冒頭、遠藤会長は2024年の成果を振り返り、12月にMITSUI OCEAN FUJIが就航したこと、飛鳥Ⅲが来年夏に就航することなどを紹介し、平成元年の「クルーズ元年」から一世代を経て、クルーズ産業の新しいステージが幕開けしたことを強調しました。
その後、国土交通省の中野洋昌大臣が挨拶に登壇し、「今後のクルーズ船の増加に伴い、将来に向けてクルーズ市場の大きな成長が期待される。国土交通省としても、今後、有識者の知見を借りながら、クルーズ人口の裾野拡大に向けた方策を検討していきたい。また、引き続き、皆様に安全な航海の実施をお願いしたい。」と述べました。
これに続き、グランプリ・国土交通大臣賞を受賞した郵船クルーズの西島副社長が挨拶に登壇し、「当社の世界一周クルーズが、クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024グランプリ並びに国土交通大臣賞に選出され大変光栄に感じている。当社の世界一周クルーズは、1996年に初代飛鳥で催行して以降、約20年にわたり歴史を積み重ねてきた。世界情勢と新型コロナウィルス状況に鑑み、一時的に休止していたが、本年、6年ぶりに催行した。再開にあたっては、お客様に安全で快適なクルーズをお届けすべく、陸上社員・海上の乗組員が一丸となって取り組み、無事に100日間に亘る航海を終えることができた。この度、本クルーズがこのように高い評価を頂いたことに、選考委員の皆様、国土交通省ご関係の皆様、日本外航客船協会の皆様ほか、ご関係の全ての皆様に御礼申し上げる。 当社一同、これを励みとして、飛鳥II並びに来年夏に就航予定の飛鳥IIIを通じて、今後も日本のクルーズ業界の発展に寄与できるような、安全で質の高いクルーズをご提供するべく、一層努めていく」と謝辞を述べました。
最後に、向井恒道副会長は2024年のクルーズ業界の活気を振り返り、来年の飛鳥Ⅲの就航に期待を寄せ、クルーズ事業の振興に積極的に取り組む意向を示しました。
クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024の選考結果は、下記ページをご参照ください。